私に似ているがイケメンではない息子
我が家の息子は顔が私そっくりです。
もう100％、私の遺伝子を受け継いだんだなと。
だから、すっごく可愛くもあり、時には憎らしくもあり。
可愛い時は、「ママ、チュー」とほっぺにキスをしてギュッとしてくれるのです。
まだ、お話がきちんとできないのですが、きっと心の中では「ママって美人だねえ。パパのお嫁さんを止めて、ボクのお嫁さんになればいいのに」と思っているに違いありません。
もう私、メロメロです。
うんうん、是非ともそうしたいよ。
日夜、こんな妄想に走っています。
ただし、良い時ばかりではありません。
ぎゃん泣きすると「この子、いったい誰の子?」と言いたくなって放り出したいくらいにいうことを聞かないのです。
いったい私があなたに何をしたというの。
こういう時に自分そっくりの顔が涙を流していると、その昔、母も大弱りしたんだろうなあと考えてしまいます。
この、顔が似ているというのは時に大助かりです。
この前、ショッピングセンターの中のキッズコーナーで遊ばせていた時のこと。
人が多すぎて、すぐそばにいた私のことを認識できなかった息子。
「ママ～っ!」と大騒ぎ。
「ここにいるよ」と声を掛けても、余りにも自分の鳴き声が大きすぎて聞こえていない様子です。
すると係りの人が抱っこして、一目散に私のところへ連れてきてくれました。
「お客様のお子さんですよね?ママそっくりだから、直ぐにわかりました」
やっぱり。
その時の子供の顔は、涙と鼻水でびしょびしょ状態です。
私が言うのもなんですが、思いっきり不細工。
この顔とそっくりって言われると返す言葉を失ってしまいます。
やっとのことで、「ありがとうございました」とお礼を言って、息子の顔をリセットしました。
やっとのことで泣き止んで、にっこりと笑った時の顔。
そうそう、この顔を見て私にそっくりって言って欲しいものです。
ちなみに、私は父親似と言われて育ちました。
私の父は、サザエさんのお父さんである波平さんに瓜二つ。
でも、私が波平さんの顔なわけではありません。
悪しからず。
ついでにサザエさんの顔でもありませんが。
いずれにしても、我が子ですからどんな顔をしていても可愛くて愛おしいことに間違いありません。
息子よ、私はいつでもあなたのお嫁さんになる覚悟はできていますよ!
